『 2人に1人はがんと診断される時代です。』
『 がん患者の約3割が25歳から64歳までの働き世代です。』

と聞いても、ピンとこないかもしれません。
私も例外でなく、がんなんてドラマや保険会社のCM、ワイドショーで聞くだけの遠い遠い話でした。


3ヶ月前、ステージ1のがんと診断されました。
自覚症状はまったくありませんでした。
健康に過信していて、ちゃんと検診を受けていなかった私がこの時期に見つけてもらえたことは奇跡だと思ってます。

もともと楽観的な私ですが、がんだと聞いた直後はさすがに泣きました。

顧問先、どうしよう。
とか、
娘、どうしようか。
とか、
やっぱ死ぬのかな。
とか。

少し落ち着いてからは、
仕事はもう辞めて、昔みたいに歌でも歌って気楽に過ごすかな。
とか思ったり。

でも、術後の痛みが和らぐころには、
「やっぱり、仕事がしたい。まだ全然したいことできてないし。」
と思いました。


医療技術の進歩によって、がんの治療を続けながら、働くことが可能になっています。
実際、私は入院9日間、術後2週間で通常業務に復帰しました。

もちろん、再発の不安はしばらく続くので、長く付き合っていく病気です。

でも、もはや「がん=不治の病」ではありません。

しかし、 
受け入れる職場は、どうしていいものか悩みます。
患者本人も、以前のように働けないことに戸惑います。

そして、
働き続けることに躊躇し、退職を選択するかもしれません。

ただ、
本人の自己管理と職場の少しの配慮と工夫があれば、がんになっても働き続けることは可能です。

だから、
オフィスルシールでは、「治療と仕事の両立できる職場づくりの実現」について取り組んでいきます。